自由領域2
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山小屋」から少年風貌が離界。 (11/30-23:56:16)
少年風貌>【 少年風貌は、未だに床の上に横たわったままだった。昨日の発作の影響は完全に消え去ったわけではなく、その痕跡が彼の全身に刻まれている。顔は青白く、汗が乾ききらずに頬を湿らせていた。新緑色の目は虚ろで、焦点はどこにも合っていない。まるで魂が抜け落ちたかのように、ただ天井の一点をぼんやりと見つめていた。その瞳には恐怖も怒りもなく、ただ疲労と諦めの色だけが宿っている。 】 ・・・・・。た、す・・・・ 【 そこで言葉が途切れてしまう。ふっと目を閉じられ、夢か現かも分からないまま再び意識を手放しだのだった。 】 (11/30-23:56:09)
少年風貌>【 冷え切った空気が漂う中、気付けば小さな体が床に投げ出されていた。呪いの発作に耐えながらも、悪夢を見ていた少年風貌――…彼は、現在も動くこともままならず、ただ床にうつ伏せに倒れ込んでいた。 細い腕は虚ろに床を掴むように動き、指先は乾いた床の溝に無意味に爪を立てる。全身が力を失い、かすかに震えていた。肩甲骨が突き出した背中が、呼吸のたびに小刻みに上下する。 】 ハッ・・・ハーッ・・・! 【 熱を帯びていたのか、苦し気に呼吸をしはじめた。臨場感のある悪夢だった──…呪いに全部吸収されてしまい、本当に自分が消えてしまったのかと錯覚した。身の毛がよだつ悪夢は、何度も見たが未だに慣れない──…この、9歳の形態だと特に。 】 (11/30-22:54:51)
少年風貌>【夢を見ていた。それも、体が焼けつくような夢──…いや、それだけではない。内側から何かが崩れていくような感覚があった。最初は骨。腕も脚も、今まで自分を支えてきた柱のような存在が、音を立てて縮んでいく。関節がきしみ、痛みと痺れが混ざった感覚が全身を巡り、悲鳴を上げた。だがそれすらも力が弱まり、喉から漏れるのはか細い叫びに変わっていく。自分の声すら、自分のものではない気がしていた。臓器すらもが次々に縮んでいるのか、体内に強烈な違和感もあり、胃が絞られるような痛みを覚え、吐き気が襲うが、吐き出す力すら残されていなかったのだ。 自分が「自分」でなくなっていく——夢でのその実感が何よりも恐ろしかった。記憶が霞み、何をしようとしていたのか、なぜここにいるのかすら思い出せない。薄れる意識の中で、確か父母に内心で必死に謝罪していた気がする。そして、最後の瞬間がやってきた。体は未熟児のように小さく縮み、さらに細胞レベルにまで崩壊していくのを感じた。指先も、腕も、足も、胸も——全てが溶けるように消えていき、赤黒いドロドロとした気持ち悪い呪いに全て覆われ、性悪クソ魔女の笑い声だけが響いていた。そこで意識が途絶えた──…もとい、悪夢が終わったのだ。 】 (11/30-21:52:01)
少年風貌>【 窓から差し込む微かな月明かりが、室内を柔らかく照らし出し、影と光が幻想的な空間を織り成す。冷たい風が小屋の隙間から忍び込み、木製の壁が軽くきしむ音が聞こえる──…小屋自体が静かに息をしているようだ。小屋の片隅には、古いベッドが置かれており、毛布が何層にも重なっている。その布の一つ一つが、これまでの利用者たちの疲れを癒し、温もりを提供してきた証なのだろう。ただ長い髪を無造作に広げ、現在進行形で木の床に寝転がっている少年風貌は、そこに寝転がろうとする余裕も無ければ、乱雑に置いた荷物から寝袋を取り出す気力も無かった。薄く目を開けると、天井の木目がゆっくりと目に入ってくる。 】 ・・・ゆ、夢・・・? 【 ぽつり。その力なき言葉も、山小屋の静寂に溶けていくようだった。 】  (11/30-20:43:55)
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