自由領域2
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夜月市場」からが離界。 (07/16-01:21:28)
白>【『それで、買うのかい?』軽い調子で尋ねる声に逡巡し、懐事情を思い返すこと数秒。どうにも手放しがたい小さな硝子球を握り込み】 買います。おいくらですか? 【誘惑に負け財布の紐を緩めた。店主は指を二本立てて、銀貨を指さして見せる。要求通り銀貨二枚と硝子玉を交換して交渉成立。まいどありと機嫌良さそうに見送られて白は歩き出した。】 …………真昼の空も、閉じ込められたら良かったのに。 【銀河の渦巻く硝子玉を翳し見上げながら、苦笑交じりにポツリと呟いたのは過ぎた我儘か。賑わいの中に白い人影は紛れ――】 (07/16-01:21:24)
白>【『お客さん、お気に召したかい?』年季の入ったトレンチコートに身を包む、年齢不詳を地で行く年齢を感じさせない店主が声を掛ける。白は掲げていた腕を下ろし、掌の中に在る小さな夜空を一瞥して答えた。】 ……ええ。面白いですね、これ。見ていて飽きません。【店主は答えを聞くと満足げに頷き、『そうだろう』と笑った。そして、続けてこんなことを言う。『そいつはね、とある国の偉い魔法使いが娘の為に夜を呼びこんで硝子玉に閉じ込めたって話だ。なんでも、娘がいつも夜空を見るのに夢中になってなかなか寝付かなかったそうでね、奥方に頼まれたんだそうな』】 それはそれは、家族思いの魔法使いも居たものですね。それで、娘はちゃんと眠るようになったんですか? 【『いいや、娘は夜空は見上げなくなったが、今度はその硝子玉にご執心になってな。結局、魔法使いは娘に眠りの魔法を掛けたそうだよ』】 ……なるほど。だから、これは今お役御免でここにあると。 【納得しかない。この話が本当かはさておき、確かにこの硝子玉に目を奪われたことは確かだ】 (07/16-00:24:50)
白>【指輪やブローチ、髪飾りなんかが並ぶ中、一つだけころりと転がるそれを覗き込み首を傾げた。】 玩具かな…… 【見れば見る程ただの硝子玉にしか見えないそれに手を伸ばし、店主の顔色を窺いつつ、止められなければそーっと拾い上げて天に翳してみる。銀色の月が煌々と照る夜空は闇に慣れた目には眩しくて目を細める。――その時だった。硝子玉の中に小さな光が瞬き、青や紫、黄色に赤。様々な色が灯り渦を巻くように揺れる】 ……これは、 【まるで小さな宇宙だった。感嘆し小さく息を呑む。硝子玉はただの玩具ではなく、魔道具の一種らしい。置物なのか、飾りなのか、それとも別に用途があるのかは知らないが、そこいらの宝石に負けない美しさがそこには詰め込まれていた】 (07/16-00:08:01)
白>【大きな月の上る夜のこと。誘われるように月明かりが指し示すままに夜を渡れば、辿り着くそこは人で賑わう市場であった。亜人の子供達が輪になって、どの菓子にしようかと相談をする。怪しげな風体の旅人が真剣な面持ちで魔道具を値引けと商人に交渉をする。ここは夜月市場。夜にだけ開かれる、不思議な市場――】 …………ん。 【沢山の出店が立ち並ぶ通りを行く白い人影は、ふと足を止め振り返る。深く被ったフードの隙間から覗く色違いの瞳は、目に留まった輝きに興味を引かれ腰を屈めて座り込む】 ……硝子玉? 【一瞬、キラリと輝いて見えたそれは宝石や魔石ではなく、硝子で出来た親指の爪ほどの小さな球体だった。】 (07/15-23:57:09)
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