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山小屋」からが離界。 (11/21-22:59:47)
黒> 街を丸ごと食ったことはあったけど、国は……まだ、やったこと無いんだよね。 (独り言を口にする内に口角が徐々に上がっていった。燃える亡国でも想像したか、それとも血と雪に覆われた街か。どれにせよ凄惨な有様を思ったに違いない。少女―― 黒は、また新たな暇つぶしの計画を企てながら、薄暗い山小屋で一人静かに夜を待つ。早く、早くと願いながら…――) (11/21-22:59:08)
黒>(少し前から賞金稼ぎや腕試しの馬鹿共に交じって、毛色の違う輩がちょっかいを掛けて来ている。時に軍人風の小隊であったり、時に研究者らしき一団であったり。彼らはけして街にも森にも入らず、遠くから此方を窺ったり、従魔で観察するだけで手を出しては来なかった。少なくとも、黒が過ごしたこの数か月では、だ。 彼らの出どころには白は勿論、黒にも心当たりがあった。アレには愛する価値も無い。『憎悪』と言う感情以外に何も湧かない。まったく、しつこい奴らだ。いっそ…) ――いっそ、見せしめとして、おびき出して派手にやるのも有り…かな? それとも国や機関ごと根絶やしにするべきか。(最後に肩に掛けられた黒い外套のフードを深く被り、ポツリ、独り言を呟いた。) (11/21-22:53:43)
黒>(スルリと肌を滑り落ち、地面に脱ぎ捨てたドレスは少女の影の中へと飲まれて消えて、代わりに影が吐き出したのは黒いハイネックとショートパンツ。代り映えの無い見慣れたいつもの服だった。それを影が拾い上げ、少女に纏わせていく。当の少女はと言うと、自分は動く気が無いのか、されるがままにして思考を巡らせていた)(夏から秋へと季節は代わり、そしてもうじき冬が来る。冷え切った朝の空気は肌寒いを越えて、ただ寒い。この分だと、廃街はもう雪が降り始めているだろう。あそこは雪精が多い。きっと今年も例年と変わらず大雪に見舞われる。雪が増えた所で、これと言って困るようなことも無いが、外に出る気が無くなりそうだ。そろそろ、白が張り巡らせていた結界も効力が切れてくる頃。探知も隠匿も効果が無くなったあの場所は、けして安息の地とは呼べなくなるだろう) (11/21-22:40:06)
黒>(影から影へと渡って移動するのも良いが、少し前の廃寺の時のように閉じ込められたらと思うと、安易に転移術を多用しすぎるのも不味い。自由に動けぬ苛立ちと退屈で期限は最高潮に悪化の一途をたどる。 小屋の中を見渡しても、目に入るのは古びた木箱と煤けた毛布、農具に、オイル切れのランプと、ガラクタばかりだった。退屈を凌ぐための道具はココには無いらしい) ……チッ。(舌打ちを零し、軽く指を鳴らせば、ぼんやりと扉の継ぎ目から漏れる朝日で出来た薄い影が、ゆらゆらと揺らめき、細く伸びて少女の背後へと。夜会の為にと贈られたドレスは一人で脱ぎ着するには難しく、背中の留め具を影が外していく。) (11/21-22:31:23)
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