薄影の墓場
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薄影の墓場」から少女風貌が離界。 (02/15-23:57:51)
少女風貌>【 数時間後、彷徨える霊魂を連れ、死神少女は霊界へと目指して歩いていき──… 】 (02/15-23:57:49)
少女風貌>【 何を思い出しかけたのだろう、何を思い浮かべてしまったのだろう?疑念はかたちとはならず、少女風貌の思考の隅へと追いやられてしまった。無表情となった死神少女は歩き出す、死霊を見つける為に。 】 ・・・・・・ 【 墓地の静けさは、まるで世界そのものが息をひそめているかのようだった。冬の冷たい風が、枯れ葉をかすかに揺らし、時折遠くで鳴く獣の声だけが静寂を破る。霧が立ち込め、墓石が淡い白さを帯びてぼんやりと浮かんでいた。墓地の中で歩みを進める度に、実態を持った赤茶色の髪をなびいてゆく。 】 (02/15-22:26:53)
少女風貌> ふふ・・・ 【 夜の闇の中。綺麗に整えられた墓石を横目に、微笑みを浮かべて歩いていくのは少女風貌たる死神。これでも彷徨える死霊たちを、冥界へと連れて行く仕事の真っ最中である。ただ、そんな彼女にも気晴らしとなる出来事があったようで。 】 久しぶりにお会いできて良かったですね・・・お元気そうで何よりでした。魂の色も、相変わらず美しくて。 【 仕事があるからと立ち去ろうとした時、「ご用命の際にはお声かけください」と言ったところ「ご用命って?」と問われ、「亡くなられた時・・・?」とつい答えてしまった。相手の困惑も見えたが憤りは見せず、「じゃあ死んだら宜しく」とそのまま言われてしまったのだった。生者なのに生に頓着がないのだろうか、まるで──… 】 ・・・・まるで? 【 思い浮かべた誰かの影が、すっと溶けて消えていくように感じた。 】 (02/15-21:20:30)
少女風貌>情景>綺麗に整えられた墓碑が、ある…。 (02/15-21:11:55)
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