薄影の墓場
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薄影の墓場」から剣士が離界。 (10/18-23:13:23)
剣士>【 夜も更けていく中、そんな会話で墓場は一時的に活気を得たとかなんとか。 】 (10/18-23:13:20)
剣士>【 多少訝し気な紫色の視線を向けられても、球体は平然としている。 】『クソ精霊ときたか。集落の子でそこまで云うのはお前くらいであろうよ』 【 薄青の球体は男性とも女性ともつかぬ曖昧な声色で答える、ちょっと笑い声をひそませて。 】 此処じゃお前の悪口言い放題だってことに気付いちまってるからね~賢いオレ様は~♪ 【 満面の笑みでバッサリ。そこで球体が相手の近況や思い出などを尋ねてみるも、笑顔で「帰ってからのお楽しみ★」と剣士が一蹴してしまう。その後、剣士は口を開く。 】 ・・・・で、お前まだ此処にいたのかよ?馬鹿と一緒にさっさと帰れば?? 『その馬鹿が何処か帰ることを迷っておるから此処におる。まあ今の依頼をこなしたら今度こそ帰るらしいが。心配じゃ、早よ帰れとお前からも急かせ』 【 その言葉に不満げに笑ってから、笑顔剣士はわざとらしく肩をすくめた。 】 (10/18-22:41:44)
剣士> 【 風が再び墓地を吹き抜けると、周囲の木々がざわめき、葉が音を立てつつづけて、まるで何か不吉な存在が近づいているかのように感じられた──…が、どうやらそれはその「感覚」だけに留まらなかったようで。 】 【 薄青色のぼんやり光るテニスボールほどの球体が、剣士に向かってふよふよと飛んできた。墓地の文字を浮かび上がらせる其れは、まるで人魂のような。剣士は一瞬目を見開くが、すぐにふっと笑ってみせた。 】 やークソ精霊、分身体でこんなトコにいるなんざめずらしい。ここはお前の管轄じゃねーだろ?  (10/18-22:11:05)
剣士>【 冷たい夜風が墓地を静かに撫でる中、西洋式の墓石に囲まれた古びた墓地は陰鬱な静けさに包まれていた。月がかすかに照らす中、墓石が並ぶその光景は時が止まったかのようである。黒い木の枝が揺れ、その影が墓石に奇怪な形を描き出す。 その中で、突然として冷たい風が、旅の剣士の首筋を撫でるように吹き抜けた。その風は、まるで亡霊の手が触れるかのような不気味な感触をもたらし、ぞっとするほどの冷たさを帯びてしまっている。 】 あーあー、気色悪いなーもー。 【 涼しくなるのは良いが寒気は特に求めていない。白黒装束の剣士も、さすがに苦笑いを浮かべている。自称「笑顔で気さくな剣士様」であるが、さわやかな笑顔でいなせるほどには良い感覚でもなかったらしい。魔物討伐の依頼が無かったらこんなトコこねーと胸中でつぶやきながら、風が墓石にぶつかり、音を立てながら滑り落ちるのを感じる。まるで墓石が生きているかのような異様な音が、静寂の中に響き渡っていた。 】 (10/18-21:16:47)
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