水鐘の都について



時代背景

日本で言えば「江戸時代頃」に当たります。
ガスや電気が発達していないので、電化製品や車はありません。
飛び道具は銃では無く弓やボウガン。生活を支える素材は、木・石・金属が主流で、プラスチックやビニールはありません。


その1.気候

貿易で他国と通じているため、様々な人種が入り混じっています。
様々な国の物品が運ばれて来るので、珍しい物品には事欠きません。
水門を見下ろす塔では鐘が鳴り、その音で目覚める人も多いでしょう。


その2.情景

「そこのお兄さん、リンゴはどうだい? 安くしとくよ!
買ってくれるかい? それじゃ、そこの橋を渡ってこっちにいらっしゃい!」───〔船上の果物売り〕

街の中には、道よりも多くの水路があります。
そのため、道代わりの水路を移動するための船が、街のあちこちに見られます。
陸の市場の他、水上市場もしばしば開催されるので、海産物や輸入品を売る商人が船上に品を並べ、売っている光景を見る事もあるでしょう。


その3.衣食住

「今日も大量だ! おい、見ろよこのデカい獲物、俺達で獲ったんだぜ!」───漁師

食料は輸入された食材や、海でとれる魚介類が中心です。様々な国の人々も集まるため、幅広い料理が楽しめます。
塩は海から取れますし、香辛料やお酒なども各地から入って来ます。陸路からも穀物が届きます。
調理は、まきで火を焚いたオーブンや釜が一般的です。


その4、医療

医療技術は、現代ほど進んでおりません。
その代わり、現代では魔法や奇跡と呼ばれてしまうような超常的な力が、この文明には存在しています。
神に祈りを捧げ、その祝福で呪いを浄化する者もいますし、錬金術で傷を治す薬を作る者もいます。


その5、武器・防具・戦闘

武器や防具も布や革、金属などから作られ、自分の手で扱うものが一般的です。
魔法は、一般的に使われているのは、良くて日常の手助けをするレベル。
城壁を吹き飛ばせるような威力の魔法を使える人は、恐れられ、関わりたくないと思われる事が多いようです。


その6、組織

社会には、数々の集団・組織・機関があります。
現代で言う法組織と、その逆を行く裏組織などは、おおむね以下のようになっています。

◇法を守る組織◇
騎士団=国家レベルの警備組合。
自警団=民間の警備組合。
神殿=人助けなどを信念とする機関。病院も兼ねる。

◇裏組織◇
盗賊ギルド=偵察や暗殺を行う非合法組織。
闇の神殿=邪教徒、と呼ばれる集団が集う機関。

◇その他◇
学院=錬金術・魔術など学ぶものもそれぞれ。現代で言う所の大学。

その他にも、数え切れないほどの「組織」があります。
ただ、表社会、裏社会どちらでも―――
あまりにも奇抜な存在や、強すぎる存在は嫌われる傾向にあります。


その8、異種族・異能

異国の人々よりも珍しいものですが、亜人種、獣人などもその存在を認められています。
ただし、それらの種族が、畏怖や差別の対象となる事も珍しくありません。


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